小生このたび勤務先が変わりました。4月1日から東京ベイ浦安市川医療センターで管理者として勤務することとなりました。これまで勤務していた東京北社会保険病院では週1回ですが、睡眠外来を継続します。引き続きよろしくお願いいたします。
幼いころはおぼろげながら、50歳を過ぎたら仕事もある程度固定してくるかな、などと考えていましたが、実際は今も毎日「今日は何が起こるかな」とワクワクドキドキです。3月末に千葉県知事に当選した森田健作さんも、俳優から転向した後の順風満帆?の政治家生活が、50代前半であった4年前の知事選落選で一変、この4年間の生活は従来とは一変していたとのことです。この不況の時代、10年後はおろか、1年後、あるいは1ヶ月後の自分すら、正確に思い描けない方が多いかもしれません。しかしそんな不安に満ち満ちた時代だからこそ、周囲の言動に惑わされずに、自分を信じ、自分の頭で考え、行動することが大切なのではないでしょうか。
そんななか、先日NHK総合テレビで放映された「拝啓 旅立つ君へ~アンジェラ・アキと2000通の手紙~」は中学生を描いた番組でしたが、私も大いに考えさせられました。示唆に富む内容でした。アンジェラ・アキさんが第75回NHK全国学校音楽コンクールの中学部門の合唱課題曲として作詞作曲した「手紙~拝啓 十五の君へ」をめぐっての番組です。この曲は15歳のアンジェラ・アキさんと大人になったアンジェラ・アキさんとの対話形式なのですが、これが多くの中学生の心を捉えたのでした。
「・・・・負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの・・・・」
番組ではアンジェラ・アキさんの全国の中学生とのふれあいを追いながら、多くの中学生が将来の自分宛てに書いた手紙を紹介していました。その過程で中学生は見事に成長を見せたのでした。みな一生懸命なのです。健気でした。不安に満ち満ちた時代を生きている今の我々大人たちにも悩み抜いた中学生時代があったはずです。どうでしょう、今、こんな時だからこそ、将来の自分に手紙を書いてみませんか?
皆様へのお知らせが、とんだお誘いとなってしまいました。これからも当HPをよろしくお願いいたします。
なおPDFファイルは私の出身大学の同窓会誌に掲載された原稿と地元紙の記事です。 |