ページタイトル 日本の赤ちゃんの眠り 国際比較調査から  第55回日本小児保健学会ランチョンセミナー2

対象者: 一般向け

日本の赤ちゃんの眠り 国際比較調査から  第55回日本小児保健学会ランチョンセミナー2

 この発表は「日本の赤ちゃん睡眠不足?」といったセンセーショナルなタイトルでインターネットで配信されてしまいました(ショートメッセージで既報)が、これは演者の思いとはかけ離れたタイトルです。この調査のポイントはJohnson & Johnson という世界的な企業が「眠り」に関心をよせ、世界規模での調査に協力してた、という点にあると思います。
 調査はインターネットで行われました。つまりインターネットが日常になっている方が調査対象になっているわけで、この結果が即各国の実情を反映していると考えることは難しいと思っています。ですから今回の結果から直ちに「日本の赤ちゃんは睡眠不足で大変!」といって脅すつもりはまったくありませんし、取材の方にもそのことは繰り返し繰り返し申しあげたのですが、残念ながら私やJ&Jの想いとは違う形で内容が配信されてしまいました。残念です。
 日本は外圧に弱い国です。日本の企業はいまだ「2〇時間戦えますか?」などと言っているのです。今回の調査をきっかけに、眠りを大切に、という意識が醸成され、8時間集中して働くことこそが24時間がんばるより重要、という意識が今後日本でも広まることを期待したいと思います。

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