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2018/04/03

最高の人生の見つけ方

勤務する病院報に毎月書いていますが、今月号の文章です。

 ジンチョウゲの香にあたりを見回し、ユキノシタの花の白さに清々しさを感じ、ムラサキバナナの可憐さに心惹かれ、ナノハナの鮮やかな黄色に目を奪われるこの季節、例年より早いサクラの知らせになにやらいつにも増して気持ちも踊ります。
 この季節、別れと出会いの季節でもありますが、親しくさせて頂いた方からの辛い知らせにも接しました。余命2年を宣告されたとのこと、何と申し上げてよいのか、何を申し上げても空虚に響くばかりでしょう。言葉を失いました。この報に接して想いだされたこれも辛い出来事があります。もう30年以上前ですが、私が筋ジス病棟に着任した時のことです。私より数日早く着任していた医師が病棟をはじめて見学後「この子達かわいそうですね、長くは生きられないんですね」と発言なさったそうです。ところがこの先生、1年後には自ら命を絶ってしまわれたのです。今改めて思うのは毎日毎日精一杯感謝して生きる、ということの大切さです。人生いろいろあります。言いふるされたことばですが、山あり谷ありです。フトしたことで罪を犯してしまうこともあるかもしれません。でも一度きりのかけがえのないひとりひとりの人生であり、命であり、誰も1人では生きていけないのです。罪を憎んで人を憎まずとは含蓄のある言葉といま改めて感じいっています。
 新たな出発の季節にあたって、一日一日を大切に、悔いなく過ごしましょう、と改めて声を大にして申し上げたいと思います。そして日々笑顔も忘れずに過ごしましょう。モーガン フリーマン、ジャック ニコルソン主演の2007年のアメリカ映画「最高の人生の見つけ方」をまた見たいとも思っています。春の日差しのもと、笑顔を輝かせている皆さんの素晴らしき新年度に拍手です。




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