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2016/10/23

文藝春秋 2016年11月号から

大型企画健康寿命を伸ばす の 「我らは脳梗塞から生還した 財部誠一、日垣隆」の患者さんの生々しい声にはハッとさせられました。

財部 つくづくわかったのは、医療の現場では、病気の全体像を誰も教えてくれないことです。「現在、この症状ならば、最終的にこうなる」といった見取り図を誰にも示してもらえない。脳梗塞に関する本を片っ端から読んで、いま自分はどの位置にいるのかを苦労しながら判断しなければならなかった。お世話になった方もいるので、言いにくい部分もありますが、回復の限界ばかりを言ってくる医師が本当に多いですよね。脳梗塞に関する本を読むと大抵は、「リハビリ開始後から六か月で回復は止まる」と書いてある。ほとんどの医者が、これと同じことを言います。でも、これは、まったくのウソです。
日垣 おっしゃる通り、完全なウソですね。医師は退院後に関しては入院中ほど、じっくりと患者を診察できないから現状がわかっていないのでしょう。  中略  財部さんがおっしゃったように、良くなった時に説明するのではなく、最初から全体像を説明して欲しい。回復していない脳でも、患者は必死に理解しようとしますよ。

さまざまな患者さんがおいでで、医師の立場からは反論もしたくはなりますが、このような意見に耳を傾けることは大切とあらためて考えさせられました。






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