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2022/01/22

論語と算盤 渋沢栄一著 守屋淳訳 から

岩崎の話をだんだん聞いて見ると、結局、彼と栄一で大きな富を独占しようという結論になる。栄一の考え方とは正反対だ。栄一は自分一人が金もうけをする気は毛頭ない。いろいろな事業をおこして、大勢の人が利益を受けると同時に、国全体を富ましてゆきた念願なのである。栄一は合本法(株式組織)の道義的運営によって、富は分散されるべきものだ。独占すべきものではないと主張する。いきおい二人の議論ははげしく対立した。
「だめだ。君のいう合本法は船頭多くして船山にのぼるの類だ。」
「いや、独占事業は欲に目のくらんだ利己主義だ。」




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